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製造業DXの成功事例|営業と製造のすれ違いを解消する方法とは?製販データ可視化×MotionBoard活用

製造業DXの鍵は「データをつなぐ」ことにある

製造業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)が進む中、多くの企業で共通している課題があります。
それは 「データはあるのに、意思決定に活かせていない」 ことです。

現場では依然として、

  • 営業        → 経験ベースで受注判断
  • 製造        → 見込みで生産判断
  • 人員配置  → ベテランの感覚頼りの属人的な判断

といった状態が残っており、結果としてデータドリブン経営に移行できず「勘と経験」に依存した経営から抜け出せていないケースが多く見られます。

貴社の状況はいかがでしょうか?

よくある失敗パターン:営業と製造が“別の世界”になっている

特に多いのが、営業部門と製造部門の情報分断です。

  • 営業:製造の空き状況や負荷が見えない
  • 製造:受注見込みが見えない

この結果起こってしまう問題は

  • 無理な受注  → 納期遅延・クレーム
  • 保守的な判断 → 受注機会損失
  • 見込み生産  → 在庫過多

つまり、会社全体の最適化ができず、経営判断がブレてしまいます。
そのような課題を解決させるための有効なアプローチが「製販データの統合可視化」です。

製販データ可視化による3つの解決アプローチ

製販データの可視化には3つのアプローチがございます。

製販情報の統合可視化

解決策の1つとして「複数の情報を1画面で表示する」というは有効な手段です。
例えば、以下のようなデータを一元化し、ダッシュボードで可視化します。

▼代表的な例
  • 受注・売上実績
  • フォーキャスト(見込)
  • 稼働率・負荷率
  • 在庫情報

これにより得られる効果は、

  • 部門間で同じ数字を共有
  • 意思決定スピード向上
  • 需給バランスの最適化
  • 顧客対応力の向上

つまり「この受注、取れる?取れない?」を同じ画面で即座に判断できる状態になります。

▽製販KPIサマリボード:営業と製造が集まる製販会議での利用を想定したサマリボード

製販データ統合可視化における最大の価値は『“同じデータ”を見て議論できる」ことにあります。
同じ画面・同じ数字を見て会話できるようになり、状況を一緒に確認でき、認識齟齬が無くなるとともに方針も合わせやすくなるためです。
従来は「実績ベース」の判断が中心でした。しかし製販可視化では、「フォーキャスト(見込)」や「将来の負荷」も同時に確認できることから、先読み経営をサポートしていきます。

ポイント
製販可視化の価値 = 「同じデータで議論できること」
  • 先読み経営が可能
  • 認識ズレがなくなる
  • 会議の質が向上

②現場の“見えない”をリアルタイムに可視化

現場の「見えない」を可視化することも重要です。

これは一言でいうと、『現場の状況(設備・進捗・負荷)をリアルタイムで見える化すること』となります。
製販可視化が「意思決定の上流」だとすると、現場可視化は「実行判断」を変えるアプローチです。

▼代表的な可視化例
  • 設備稼働状況のリアルタイム表示(IoT連携):設備停止の見逃し防止
  • 生産スケジュール(ガントチャート):生産遅延の早期検知
  • 日別・設備別の負荷状況 :計画の見直し判断の高速化

▽設備稼働状況確認ボード:設備の停止状況も一目瞭然!工場全体のアンドンボード

▽生産スケジュール確認ボード:製造オーダー起点で作業状況を可視化したガントチャート

▽負荷確認ボード:確定受注後の製造指示に対する製造負荷を可視化したボード

「設備の状態がリアルタイムで分からない」や「進捗が“なんとなく”しか分からない」、「負荷の偏りに気づけない」と言ったことはありませんか?それはつまり『重要な判断が“見えない情報”に依存している状態』なのです。

現場可視化の本質は『スピード』です。“気づく→判断→対応”のスピードが劇的に上がることで

  • 生産ロス削減 : 停止見逃し防止、段取り最適化
  • 工数削減 : 見回り・確認作業削減、問い合わせ削減
  • 納期遵守率向上 : リアルな進捗管理、早期リカバリー
  • ストレス軽減(現場) : 今の状況の「分からない」が減る、判断負担が減る

と言った効果が狙えます。

また製販可視化と組み合わせることで『戦略(製販)と実行(現場)』がつながるため、より価値の高い真価を発揮します。

ポイント
現場可視化の本質= 「気づく→判断→対応」のスピード向上

▼これによる効果

  • 生産ロス削減
  • 工数削減
  • 納期遵守率向上

③「人」の可視化で属人化を解消

DXというと設備やデータに目が行きがちですが、実はDXで見落とされがちなのが「人」のデータです。

『“人”に依存していた判断を、データで行える状態にすること』が重要なポイントです。
製造現場ではよくある課題として、「誰が何の作業ができるか分からない」「スキルがブラックボックス化」「人員配置が経験頼り」といった問題があります。

これに対し「スキルマップ」や「人員配置状況」をデータ化し可視化することで『人の”勘”に依存しない判断』を可能にします。

この内容の詳しい解説は…
近日中に公開の「人・スキルの可視化」の記事をご覧ください

なぜ「可視化」がこれほど重要なのか?

 その理由はシンプルで、
人は“見えない情報”では正しく判断できない』からです。

だからこそ、

  • データを集める
  • 誰でも同じように理解できる形にする
  • リアルタイムに見える状態にする

ということが重要になります。

可視化とは「意思決定の質を上げる仕組み」であります。

MotionBoardが実現するデータドリブンDX

MotionBoardは、データ活用を支援することBIツールです。
「データ活用に必要な機能を1つのプラットフォームで提供するBIツール」としてWingArc1st社よりリリースされているMotionBoardは、データをすぐに可視化し次のアクションにつなげられるため、多くのユーザー様から評価を得ているパッケージソフトです。
主な特徴は下記となります。

主な特徴

  • データ統合(Excel・DB・IoT対応)
  • ダッシュボード作成
  • リアルタイム可視化
  • アラート・通知
  • レポート出力
  • データ入力

MotionBoardは、Excelやテキストファイル、データベースはもちろん、IoT機器ともデータ連携をし、可視化することができます。

またデータを可視化することはもちろん、「リアルタイムなデータ表示」、しきい値を超えるなど、異常を検知した際の「アラート通知」、「メール送信」、ダッシュボードを活用した「定型レポートの作成・出力」、そして、見える化だけでなくダッシュボード上でデータを収集できる「データ入力機能」など、BIツールでは豊富な機能を持ち合わせていることが特徴です。

MotionBoardの機能がわかる!基本ガイドブックはこちら

本記事のまとめ

今回ご紹介したポイントは──

  • 解決策は「人・設備・データを横断的に可視化すること」
  • 製造業DXの本質は「データをつなぐこと」
  • 最大のボトルネックは「製販の分断」

ご紹介させていただいた通り、MotionBoardを活用すると、「データ統合」「ダッシュボード化」「リアルタイム可視化」が可能になり、製造DXにおける本質・課題・解決策をカバーすることができます。
そして何より重要なのは、「勘と経験」から「データドリブン」への転換となります。

筆者
佐藤 諒明 (SATO MASAAKI)
経歴:
新卒で入社後、プログラマーとして半年経験を積む。…と同時並行しBI&IoT分野へ新規参入のため、小人数で新規チームを形成する。現在ではチームも大きくなりBI&IoT分野専門部隊の’古参メンバー’としてチームビルディングにも力を入れている。
趣味は飲み会、野球、ゴルフ、釣り 等で、社内には趣味を通じた顔見知りも多いのがささやかな自慢。