連載テーマ「i-Repoレスキュー隊とは」
今回は、Vol.2に引き続き、i-Reporterに対するお客様の「こんな機能があったらいいな」というご要望を実現するために、弊社のi-Reporterエキスパートで構成されたi-Repoレスキュー隊が実際に開発した機能を2つご紹介いたします。
i-Reporterの概要資料はこちらからダウンロード頂けます
i-Reporterでは、タブレットのカメラ機能を使用して、撮影した写真を帳票に貼り付けることができます。
撮影用のデジカメを持ち歩かずとも、現場の状況を写真付きですぐに報告できることや、撮影した画像の切り出し・画像上へのメモ書きなどができるため、多くのお客様にご好評いただいている標準機能です。
しかし、i-Reporterの標準機能では、過去に撮影し帳票に貼付・保存した写真を、新規帳票へコピーすることができない仕様になっています。
そのため、i-Reporterを利用中のとあるお客様は、『不良品報告書』に張り付けた不良品の写真を、『手直し報告書』に貼り付け(コピー)する事ができず困っていました。
<お客様の運用>
そこで、i-Repoレスキュー隊は、過去帳票を検索し、該当する帳票で撮影・貼付した写真を新規帳票へコピーできる機能を開発しました。
【実際の画面】
この過去の画像データコピー機能によって、こちらのお客様では過去の不具合写真を引用して、どこがどう治ったのかを、1つの報告書として作成することができるようになりました。
帳票電子化システムの利点であるカメラ機能を活かし、報告業務の精度向上と効率化につなげることができました。
i-Reporterでは、先述したタブレットについたカメラを使用して、読み取った2種類のQR・バーコードを照らし合わせ『一致』『不一致』の判定を行い、判定・チェックすることができる照合機能があります。
この機能は、生産指示書に指定されている部品とピッキングした部品の正誤チェックや、原料を投入する際の品番のチェックなどに使われていますが、標準機能では2つのバーコードを読み取っても、一致・不一致と文字が表示されるのみで、『不一致』時に見逃してしまうというお客様がいらっしゃいました。
誤品や誤投入防止のために、不一致時には目立つように表示をしたい!とお客様にご要望いただき、i-Reporterレスキュー隊は、背景色コントロール機能を開発しました。
二つのバーコードの内容を判定し『一致』『不一致』の表示を行うとともに、背景色の設定を行い、一致時には背景を水色に、不一致時には背景を赤色にする機能です。
さらに、バーコードが一致するまでは保存ボタンを押すことができなくなる機能も追加され、不一致時の見落としを完全に防ぐことができるようになりました。
この機能ができたことで、読み取ったバーコードの不一致時に見落としを防ぐことができるようになり、ピッキング時の誤品や材料の誤投入防止につながりました。
これによって現場作業の正確性が担保され、不良発生率の低減を実現しました。
今回は、上記2つの開発機能をご紹介しました。
i-Reporterをご利用いただいているお客様の中にも、このようなお困り事をお持ちの方もいらっしゃるのではないのでしょうか。
弊社では、現場の実績収集効率化に向けたi-Reporterの導入だけでなく、更なるi-Reporterの活用を検討されている方にご支援をしております。
上記以外の機能についても、弊社のi-Reporter導入ノウハウを活かし、様々な活用法をご提案させて頂きます。
i-Reporter導入・活用に向けた検討の際は、是非ご相談下さい。
i-Repoレスキュー隊に相談したい場合は、お気軽にお問合せください。
電子帳票ツール
『i-Reporter』
基本ガイドブック