i-Repoレスキュー隊 解決事例No.3

連載テーマ「i-Repoレスキュー隊とは」
- Vol.1 i-Repoレスキュー隊
- Vol.2 i-Repoレスキュー隊 解決事例No.1
- Vol.3 i-Repoレスキュー隊 解決事例No.2
- Vol.4 i-Repoレスキュー隊 解決事例No.3
- Vol.5 i-Repoレスキュー隊 解決事例No.4
- Vol.6 Coming Soon...
i-Repoレスキュー隊シリーズVol.4となる今回は、「情報の入力漏れ・ミス防止」をテーマに、弊社のi-Reporterエキスパートで構成されたi-Repoレスキュー隊が実際に開発した機能を2つご紹介いたします。
i-Reporterの概要資料はこちらからダウンロード頂けます
複数の異常値に対するコメントの必須入力
標準機能
Vol.2でご紹介した通り、i-Reporterには入力漏れを防ぐための標準機能として、「必須入力機能」があります。必須入力機能は、必須入力を有効にした項目に情報を入力しなければ、帳票が保存できない機能です。
この機能を応用し、品質検査において異常値を測定した場合に、必ずコメント入力が必要となる帳票を作成していたお客様がいらっしゃいました。
お客様の課題例
しかし、品質検査における測定項目が多いため、各項目に対するコメント欄が作成できず、また個別でコメント欄を作成したとしても、異常値とコメントの紐づけができず困っていました。
さらに、異常値に必ずコメントが無いと帳票を保存できないようにしたいというご要望もあり、今回i-Repoレスキュー隊が下記の機能を開発いたしました。
解決機能
- 品質検査で測定した値を入力
- 入力した値が基準値を外れている場合、「判定」の欄にNGと表示される
- 下段に用意した「NG一覧表」にNGとなった項目のナンバーが表示される
- すべてのNG項目に対してコメントを入力すると保存が可能となる
【実際の画面】
活用効果
この開発機能によって、こちらのお客様では品質検査において、異常値に対するコメントを項目ごとに入力できるようになり、それによって入力漏れの防止だけでなく、品質改善のヒントを蓄積することができるようになりました。
重複データの有無判定
標準機能
i-Reporterは、1つの帳票に複数の品番の実績入力を行う際、同じ品番を入力すると、重複したデータとなり、保存すると同じデータが複数件登録される仕様になっています。
お客様のご要望
このような仕様に対し、下記のようなご要望をお持ちのお客様がいらっしゃいました。
- 同じ品番のデータを入力した時点で警告を表示し、気づきを与えてほしい
- どのデータと重複しているのかを分かるようにしてほしい
- すべての入力に対するチェック後に重複の有無を判定してほしい
解決機能
データの重複を防止するために、i-Reporterレスキュー隊は、データを入力した直後に重複元となるデータの右側に赤色のマークを表示し、さらにすべての入力状況として、重複の有無を判定欄に表示し、重複ありの場合は背景色を赤色にする機能を開発しました。
【重複なしの場合】
入力データに重複がない場合は、判定欄に「重複なし」のメッセージを表示し、背景を水色にします。
【重複ありの場合】
入力データの重複がある場合は、判定欄に「重複あり」のメッセージを表示し、背景色を赤色にします。また重複データのもととなるデータの右側に赤色マークを表示し、どのデータと重複しているのかを判別できるようにします。
また、別途保存ボタンを用意し、「重複あり」の場合は、保存ボタンをロックすることで入力ミスを防止するような帳票を作成することも可能です。
活用効果
この機能ができたことで、重複したデータを入力時に発見することが可能となり、データの二重登録を防止することができるようになりました。
これによって帳票での実績入力に正確性が増し、電子化の効果をより実感することができたとのお声を頂きました。
まとめ
今回は、上記2つの開発機能をご紹介しました。i-Reporterをご利用いただいているお客様の中にも、このようなお困り事をお持ちの方もいらっしゃるのではないのでしょうか。
弊社では、現場の実績収集効率化に向けたi-Reporterの導入だけでなく、更なるi-Reporterの活用を検討されている方にご支援をしております。 上記以外の機能についても、弊社のi-Reporter導入ノウハウを活かし、様々な活用法をご提案させて頂きます。i-Reporter導入・活用に向けた検討の際は、ぜひご相談ください。
i-Repoレスキュー隊に相談したい場合は、お気軽にお問合せください。

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『i-Reporter』
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