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【MotionBoard】データ入力機能の活用事例

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【MotionBoard】データ入力機能の活用事例

 

BIダッシュボードMotionBoard(モーションボード)に関する資料をダウンロードできます

MotionBoard(モーションボード)についての概要説明

MotionBoardとは「データ活用に必要な機能を1つのプラットフォームで提供するBIツール」として、WingArc1st社よりリリースされているBIダッシュボードです。Excelやテキストファイル、データベースはもちろん、IoT機器ともデータの連携ができます。更にデータを可視化することはもちろん、「リアルタイムなデータ表示」、「アラート通知」、「メール送信」、「定型レポートの作成・出力」、など、他のBIツールでは保持していないような豊富な機能を持ち合わせていることも大きな特徴です。

MotionBoardの概要について

MotionBoardはデータをすぐに可視化し次のアクションへ繋げられ、変化への気づきが素早く可能になるため、多くのユーザー様から評価を得ているパッケージソフトなのです。
弊社でも多種多様な業種のお客様に導入を実施し、多くの課題を解決して参りました。本内容ではその多数存在する機能の中でも「データ入力」について弊社導入事例の一部と合わせてご紹介していきます。

認定資格者

2024/04時点での当社WingArc1st認定資格者実績
MotionBoard Expert:2名在籍/MotionBoard Professional:11名在籍 / Dr.Sum Expert:1名在籍 / Dr.Sum Professional:6名在籍:invoiceAgent Professional:4名在籍

なぜMotionBoard(モーションボード)でデータ入力なのか~BIツールでデータ入力ができる、というメリット~

「BIツールからデータを入力する?」と疑問に思われるかもしれません。複数なデータの入力や一括処理の入力には少々不向きではありますが、カンタンな業務アプリケーションのようにデータベースやファイルへデータを入力することが可能です。では実際にそのメリットを見ていきましょう。

表示/非表示をフラグ制御することによってMotionBoard側で表示対象の制御ができる

他システムの導入や機能改修を実施するまでもないようなカンタンな制御をMotionBoardのみで完結できるという強みがあります。別システムからインプットした情報をボードで表示する場合、可視化に不要なデータ(オペレーションや予期せぬゴミデータ)は知らず知らずのうちに発生し得るものです。上位システムを変更したりデータ加工処理方法を追加したりしなくても表示対象の制御が可能となります。

カンタンなデータの入力ならば、他のシステムの導入費を抑えることができる

システムへの投資額の目安は売上高の1.15%程度と言われております。無限ではない予算の中で「入力のために他のシステムも導入・システム改修が発生しコストが予算を逼迫する」または「カンタンな入力だけど実現を諦めて、かゆいところに手が届かないまま終わる」といったことを避けることができ、細かい要望を満たすことができます。

入力したデータをもとに即座にシミュレーションや集計ができる

MotionBoardのウリとしても挙げられる「リアルタイムなデータ表示」ですが、データベースやファイルデータを入力(データ更新)後に即座に集計をかけてボードを表示することができます。

枚挙すると限りないかもしれませんが、あくまで上記は弊社がお客様へ導入した際にいただいた声や感じた内容をご参考として記載しております。

【注意事項】
ただし上記はメリットを記述いたしましたが、実際の運用になりますと、MotionBoard側から他システムが管理しているデータを更新・変更しても良いか、他システムへ影響はないか、など、検討や協議が必要な場合がございます。

導入事例サンプル

※下記ボードと表示データはお客様へ導入した内容を参考としたサンプルとなります。
※機能に関しては2024/02に公開されている最新版「MotionBoard6.4」の内容となります。

i )表示/非表示の制御

導入事例サンプル1

弊社でも導入を実施している電子帳票ツールi-Reporter(※)で収集した作業実績のデータを可視化する際、表示や分析の対象外としたいデータを除外する方法のサンプルです。
例えば、誤入力データの除外やゴミデータを除外する場合に使用します。i-Reporter側で帳票データを消去すると物理的にデータは消去されるのですが、元データを消去したくない、消去する手間を省きたいということで、『データベース入力』機能を使用し「MB表示FLG」を操作することで明細データにフラグを付与し、別ボードでの表示や分析の対象内/外を簡易的に制御しています。
※i-Reporter:製造現場で利用する手書き帳票を見た目そのままで簡単に電子化できる実績収集ツール

実績収集ツール「i-Reporter」に関する資料をダウンロードできます

ii )不具合内容の入力

導入事例サンプル2

MotionBoardの画面上から不具合実績を登録し、即時チャートへデータを反映させる画面サンプルです。
画面左、『フォーム機能』で作成した不具合登録フォームにて発生した不具合の登録をします。登録を完了しますと画面右の各チャートと明細表へデータが即時反映されます。
明細表では上長がチェックできる欄が存在し、即時反映されたデータを確認することができます。また不具合の原因が後で判明した場合、明細表の対象行に記載し更新をかけることができます。現場にタブレットを持ち込み、実績を即時入力することで、紙やExcel等への記入をなくすペーパーレス化やレスポンスよく実績データの可視化も行うことが可能です。
MotionBoard6.4よりサンプル画面のようなフォームを簡単な操作で作成できるようになりました。
入力制御や、データ入力時に動作するボタンアクションが豊富になったことにより、より柔軟な業務アプリケーションに近い運用が可能となりました。

iii )サイクルタイム変更のシミュレーション

導入事例サンプル3

こちらも『フォーム機能』を使用したサンプルとなります。
イメージとしては計画立案後(画面上部)の結果と、フォームからアイテム製造時間の「サイクルタイム」を変更したシミュレーション(画面下部)の結果と上下で表示しています。また急な計画数の変更や作業担当者(作業設備)の変更に対応するため、計画数を変更した後の製造時間や作業担当者(作業設備)を変更したシミュレーション等もMotionBoardのみで完結でき、場合によっては変更後の結果を他システムへ連携させる運用も可能となります。

まとめ

サンプルはほんの一部となりますが、いかがでしたでしょうか。
MotionBoardの『データ入力機能』や『フォーム機能』はBIツールとしては珍しいデータ登録/更新が可能となるため、他BIツールにはない、高い利便性で、機能比較でも差別化を図ることができます。「データを登録後、すぐにグラフ化ができる!」「データ修正が容易(修正したいデータがすぐ直せる)!」といった利点もあり、また上記でも記載しておりますが構築内容によっては「業務アプリケーションに近いBIツール」として、データの可視化のみにとどまらず活用の幅が広がっていると感じております。ただ一方で数値入力の上限下限(範囲)設定や値を指定するようなチェックボックスの実装等、入力方法が今より充実されていけば、ユーザーの入力面のストレスもより低減していくことと思われます。

今後も独自の発展を遂げるMotionBoardと共に、弊社でもお客様の要件に即したご提案や課題の解決に取り組んで参りたいと存じます。

筆者
プロフィール

佐藤 諒明 Sato Masaaki
経歴:
新卒で入社後、プログラマーとして半年経験を積む。…と同時並行しBI&IoT分野専門部隊の”古参メンバー"としてチームビルディングにも力を入れている。
趣味は飲み会、野球、ゴルフ、釣り等で、社内には趣味を通じ顔見知りも多いのがささやかな自慢

筆者
プロフィール

棚橋 律貴 Tanahashi Ritsuki
経歴:
新卒で入社後BI&IoTチームへ所属、製造業のお客様へのMotionBoard導入、技術支援のプロジェクトメンバーとして活動実績を積む。弊社取扱いソリューションのTPiCS-X、AsprovaとMotionBoadの連携実績あり。
MotionBoardの他にもi-Reporter、Dr.Sum、ASTERIAWarpのソリューション経験あり。

MotionBoard基本ガイドブック

BIダッシュボード『MotionBoard』
基本ガイドブック

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